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注意:悪ノリした一品です。広い心でお願いします。 『アッシュのバカ! 間抜け! もう帰ってくんな!』 携帯の留守番電話に吹き込まれていた罵声を聞き、アッシュはまたか、と溜息をついた。 こちらに急を要する用事が入ったために、もともとあったルークとの約束が反故になった今日。早朝に用が入ったので寝ているルークを起こさないで、書置きだけをして出て行ったのだが、案の定彼は怒り心頭のようだ。 悪いとは思っている。今日という日をどれだけ楽しみにしてきたかを一番近くで見てきたのは自分であるし、前日のルークのはしゃぎようは、出かけるのが久しぶりなせいもあるのかそれはそれは浮かれていた。 だが己の捻くれた性格を自負しているアッシュは、素直に謝罪できないことを知っている。気持ちはあれど、口をついて出るのはルークを更に打ちのめすような言葉ばかりで、顔を合わせればまた喧嘩が始まるのは目に見えていた。せめて帰宅が早ければまた事態も変わっただろうが、今の時刻は深夜に指しかかろうとしている。 憂鬱な気持ちで心なしか重いドアを開けると、明かりはついておらず、中は静まり返っていた。 あまりの怒りにガイや友人のところへ行ってしまったのかと思ったが、明かりを灯せばすぐにその姿は見つかった。 不貞寝だろうか、ソファにもたれたまま赤い髪を散らしてルークは寝ていた。どこにも行かず、この場に留まってくれていたことに安堵しつつ、何も羽織らないで眠っていることに眉を顰めてそっと抱き起こす。 「……おい、屑」 「う……ん」 「おい、こんなところで寝てんな馬鹿」 小さく揺すると嫌そうに手を突っぱねたルークだったが、違和感に気付いたのか、薄く目を開いた。 そのまま本格的に覚醒を促そうとしたアッシュだが、眼下の顔がとろけたような笑みを作るのに動きを止める。 「アッ、シュ……? うわ、本物みてぇ……」 聞き取れないほどの小さな声で呟き、再び寝入ってしまったルークに、アッシュは例えようのない衝動を感じた。 行くなという意思表示だろうか、ルークが起きたのは微かな間だったが、それでもアッシュの服の裾を掴んで離さず穏やかに微笑んでいる。 部屋の乱雑さからするに、今日一日どこにも行かず一人でここにいたのだろう。独りが余り得意でないルークのその心境を思うと、驚くほど素直に謝罪の言葉が出た。 「――――――」 相手は夢の中でおそらく聞こえてはいないだろう。だが心なしか笑みも深くなったようで、堪らずアッシュはそっと唇を落とした。 ええと、素直にあいむそーりーの曲がとっても同人的だなと思いまして、ただそう言うより実践のがいいかもと文章にしたんですが、我ながら痛かった。自分が。でも日記から発掘。 こうしてみるとアシュルクの設定すごい謎ですね。同居?しかも現代。 |